大丈夫だよ、という言葉がいつもわたしに勇気と決意をくれた。 まだ幼く、少し高めの声。なのにどこか安心できる彼の言葉。 わたしは何度もその声に助けられ、力を貸してくれた。 でも、もう彼はいない。 満開の桜の下で決意を決めて、約束をした。 それらすべてはもう遠い記憶だ―――。 NEXT PAGE→