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00 : プロローグ





大丈夫だよ、という言葉がいつもわたしに勇気と決意をくれた。


まだ幼く、少し高めの声。なのにどこか安心できる彼の言葉。
わたしは何度もその声に助けられ、力を貸してくれた。
でも、もう彼はいない。




満開の桜の下で決意を決めて、約束をした。
それらすべてはもう遠い記憶だ―――。



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